入院(入所)透析
入院(入所)透析とは
通院あるいは在宅での透析が困難になられたご高齢の透析患者(入所者)様に対し、透析を受けながら快適な入院(入所)生活を送っていただけます。透析治療ができる療養型施設は少ないため、地域においても重要な役割を果たしています。
当施設では、個人用透析コンソールを使用した、オンライン血液透析ろ過を主体とした治療を行っています。腎臓病、透析医療に精通した医師が主治医となり、専従の臨床工学技士や専従の看護師らスタッフも充実させて、一人ひとりの患者(入所者)様に適切な透析治療を行っています。
入院(入所)時に多いご相談内容(例)
まずはお気軽に相談室にご相談ください。
※病床の空き状況や患者(入所者)様の状態によっては受け入れが困難である場合がございます。
●通院での透析治療が困難になったため、入院(入所)して透析を受けたい
●透析だけでなく、食事・入浴などの生活管理やリハビリなども受けてみたい
●ご家族の都合による一時的な入院(入所)透析を希望したい[レスパイト入院(入所)透析]
など
当施設の透析について
専門スタッフによる安全で良質な透析治療
透析ベッド14床に対して、3名の常勤医(日本内科学会総合内科専門医3名、日本腎臓学会腎臓専門医3名、日本透析医学会透析専門医2名、透析指導医1名)、2名の専従看護師(常勤)、および7名の専従臨床工学技士(常勤)のスタッフにて安全で良質な透析治療を行っています。
お一人お一人に合わせた透析条件
臨床経験が豊富な透析・腎臓専門の医師である院長が中心となり、患者(入所者)様ごとに適した透析条件を決定しております。お一人お一人に合わせた基準値を設けることによって、栄養状態を保ちながらの治療が可能になります。
フットケア専門看護師によるフットケア回診
糖尿病を合併したり、透析療法中の場合、高齢患者(入所者)様の足はケア不足になると感染しやす く、場合によっては足を切断せざるをえないこともあります。
当施設では、患者(入所者)様の足を守るために、毎月フットケア専門看護師によるフットケア回診を行っており、足病変の予防と早期発見に努めています。
管理栄養士による食事療法
7名の管理栄養士(常勤)が主治医と相談しながら、適切なカロリーと栄養素を計算し、食事形態を工夫して提供しています。患者(入所者)様の病状や体調に応じて、腎臓病食や透析食などの治療食も提供いたします。
透析患者(入所者)様のリハビリテーション
患者(入所者)様がリハビリテーションを行うことにより、筋力や運動耐容能が向上し、歩行機能や身体的QOLも改善します。運動を続けることで、加齢とともに陥りやすいフレイル(全身的な虚弱状態)やサルコペニア(筋肉の衰え)の予防も期待できます。また、透析中の運動療法によって血流が増加し、透析効率が改善するという研究報告もあり、運動は透析治療にも良い影響をもたらします。
レスパイト入院(入所)透析
当施設では介護者の休息目的のほか、病気、入院、冠婚葬祭、旅行等で一時的にご家族による在宅介護が困難になる場合にも、透析患者(入所者)様の短期レスパイト入院(入所)透析をお引き受けしています。
入院透析の医療費について
透析患者(入所者)様は、各種医療券・限度額適用認定証の提示により、入院費用が変わります。
詳しくお知りになりたい場合は、相談室にご連絡ください。
入院・入所・療養・介護のご相談は「相談室」へ
(電話受付:日・祝日を除く9:00~17:00)