部門紹介
看護部門
副院長兼看護部長
髙橋 礼子
当院では質の高い看護を実践するため、人材育成に力を入れています。看護の質が高くなれば、それだけ患者(入所者)様の満足度も高まると考えているからです。そのため施設内外の研修・学習活動を通して、常に技術や知識のレベルアップを図るなど、患者(入所者)様に満足していただける看護をめざしています。あらゆるニーズに応えるため、さまざまなテーマで勉強会を開催し、ケアワーカーも含めた多職種チームで問題に取り組んでいるのも特徴です。
また看護師を中心に院内感染予防のための取り組みにも重点を置き、清潔な看護・介護を行っています。私たちが大切にするのは、「まごころ・ほほえみ・優しい気持ち」で看護をすること。大事なご家族様を安心してお任せいただけるように、日々努力を続けてまいります。
リハビリテーション部門
当院では、理学療法、作業療法、言語聴覚療法の3つの部門で専門的なリハビリテーションを行います。病棟でのリハビリテーションは、寝たきりとなった方に対して、身体機能の可能な限りの改善、さらなる障害(関節拘縮・褥瘡・痛みなど)の進行防止や予防を図ることで、生活の質が低下することのないようサポート致します。
運動機能の訓練を行う理学療法士(PT)が6人、日常動作の訓練を行う作業療法士(OT)が4人、嚥下機能の改善などをめざす言語聴覚士(ST)が3人の手厚い体制で、きめ細かいリハビリテーションを提供しています。最上階6階にあるリハビリテーション室は日当たりも良く、広々とした雰囲気の中で体を動かしていただくことができます。
理学療法
作業療法
言語聴覚療法
歯科・口腔ケア部門
歯科・口腔ケアは、全身の健康状態の維持・向上にもつながるためとても重要です。口腔ケアの目的は口の中を清潔にすることだけでなく、歯や口の疾患を予防し、噛む力や嚥下などの働きを維持することにあります。特に高齢者に多い誤嚥性肺炎の予防には、口腔ケアが効果的とされます。そのため当施設では訪問歯科医院の協力を得て、歯科医師と歯科衛生士による定期的な口腔スクリーニングと歯科診療を行っております。さらに月に1回「口腔ケア委員会」を開催し、①口腔疾患の予防、②気道感染の予防、③摂食嚥下機能の向上、④食欲・味覚の向上に取り組んでいます。歯科医師、歯科衛生士から適切な指導を受けることで、看護師による日常的な口腔ケアのスキルアップにもつながっています。
栄養部門
当院の患者(入所者)様の多くは、咀嚼と嚥下に障害があります。また、約60%の患者(入所者)様は経鼻経管または胃ろうからの流動食により、栄養を摂取しています。栄養部門には現在常勤の管理栄養士が7名、栄養士が3名おり、主治医と相談しながら、患者(入所者)様の症状に応じた適切なカロリーと栄養素を計算し、食事形態を工夫して提供しています。
食事は常食、全粥食、分粥食に加えて、糖尿病食、心臓病食、腎臓病食、透析食などの治療食を提供いたします。また、食形態は4段階(常食・キザミ食一口大・キザミ食・ミキサー食)に分かれており、より見た目が鮮やかで嚥下しやすいものを提供できるよう、日々取り組んでいます。季節や行事に合わせた、月4回の行事食にも力を入れています。
薬剤部門
薬剤部門では、医薬品の安全性を確保することで医療安全対策に関わり、安心安全な薬物療法が提供できるように努めています。外来と入院(入所)中の皆様に対して院内調剤を行うとともに、持参薬管理を行うのが私たちの役割です。外来患者様の薬は主に院内で調剤し、薬剤師が薬の説明をしながら直接お渡ししています。患者(入所者)様に対しては、入院(入所)時に持参された薬を鑑別し、当院採用薬に切り替える際のサポートをします。ダブルチェック体制で調剤業務を実施するなど、医療安全への取り組みを徹底しています。
また、院内感染防止対策委員会・医療安全管理委員会・NST(栄養サポートチーム)委員会などの施設内委員会活動を通して、積極的にチーム医療に貢献しています。
検査部門
検査部門では、血液や尿、便の各種検体検査および心電図、超音波、肺機能検査等の生理機能検査を行っています。正確な検査情報を迅速に医師へ提供することで、病気の診断、治療の一役を担っています。また、画像診断機器(一般X線装置、CT装置)を用いて、患者(入所者)様に対して、適切な画像検査を施行し、診断に必要となる画像を提供しています。CT検査に関しては専門医が読影後、報告書を作成し、主治医に返信します。施設内では、フィルムレスで一般撮影、CT・MRI・その他の放射線検査を行っており、検査終了後に各科・病棟に迅速に画像を配信しています。患者(入所者)様が安心して検査が受けられますよう、サービスの向上にも努めています。