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コンプライアンス

患者(入所者)様に安全で安心できる療養生活をご提供するためには、「医療安全管理」「施設内感染防止」「高齢者虐待防止」の3つを徹底することが最重要と考えています。そのため、施設長が中心となり、多職種のスタッフが協働して指針を策定しています。組織マネジメントを強化し、職員コンプライアンスの向上を図って、「医療安全管理委員会」「院内感染防止対策委員会」「虐待防止委員会」を定期的に開催しています。

医療安全管理

医療の高度化、複雑化、患者(入所者)様方の高齢化等の要因に伴い、医療事故のリスクが増大しつつあります。当施設は医療安全管理を徹底し、質の高い医療サービス(奉仕)の提供に努め、信頼される療養施設をめざしています。そこで、施設全体で医療事故の温床になるような危険な医療行為や環境を洗い出し(インシデント・アクシデント報告の活用)、その原因を分析して、対策を立案し、「人間はミスを犯すものである」ことを前提にした医療安全管理指針を策定しています。また、予防のためのスキルアップや教育・指導を目的とした研修を定期的に行っています。

施設内感染防止対策

施設内感染防止対策委員会およびその下部組織である院内感染制御チーム(ICT)と院内感染防止対策リンクナース会議を中心に施設内感染防止に取り組んでいます。まず、感染防止に関する職員の意識の啓発と徹底した標準予防策(スタンダードプリコーション)の遵守により、院内水平感染の防止に努めています。また、定期的な施設内ラウンドによる臨床環境の改善や抗生物質の適正使用の指導、各種感染症対応マニュアルの作成を行っています。さらに、施設内感染防止対策に関する知識と技術の向上を目的とした研修会を定期的に企画しています。

虐待・身体拘束防止対策

高齢者医療・介護の現場では、介護者が無意識に行っていることが虐待につながっていることがあります。例えば、親しみから患者(入所者)様を愛称で呼ぶこと等が、実は虐待、差別の「芽」である場合があります。当院では、些細でも気になることを見つけたら、職員同士で注意し合うようにしています。また、身体拘束に関しては、虐待防止委員会の下部組織として、「身体拘束防止委員会」を設置し、施設内の身体拘束件数減に向けて熱心に取り組んでいます。さらに、全職員の虐待に対する意識と知識の向上をめざして、虐待・身体拘束防止研修会を定期的に実施しています。全職員が生命の尊厳と人権の尊重を第一義とし、法令等を遵守し、社会規範を尊重するとともに、施設の業務活動が高い倫理性をもって行われるように努めています。

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